どうも、旅する男、あん肝ポン酢です。
エンストの不安が解消されたので、今日は一気に宗谷岬を目指すことにしました。
朝日公園を出発し、ついに10年間憧れ続けた宗谷岬に…
最高の朝
8月27日。
朝日公園から宗谷岬を目指します。
朝起きて、テントから出た瞬間、澄み渡る晴天、思わずテンションが上がりました。
風もなく、絶好のツーリング日和です。

いても立ってもいられず、モーニングコーヒーを淹れつつ、同時進行で片付けを進めることに。
片付けをしていると、先に、隣でキャンプしていたオフ車3人組が出発するようです。
聞けば、今日宗谷岬まで行くという。
そう、夢に見た宗谷岬はすぐそこなのだと実感が湧いてきます。
そして今日は晴天。
やっと、待ちに待った晴天のオロロンラインを走ることができるのだ!
稚内に向け、晴天のオロロンラインをひたすら走る。
テンション上がりすぎて歌いながら走る。歌う曲はハチミツとクローバーの劇中で流れたスピッツの「スピカ」。
周りに誰もいないし車もいないから、もちろん大声で歌う。
目からは自然と涙が出ていた。
悪夢、再び
あれは10時頃だったか。
お前走りすぎた。
と言わんばかりに、再び悲鳴を上げるエンジン。
そしてエンスト…
だが、北海道上陸初日からトラブル続きなので、もはや動じなくなっていました。
とりあえず歩道に寝そべって冷静に状況整理とこれからどうするかを考えることにしました。
対策を考える
もはやここまで来てしまって引き返すことは微塵も考えていませんでした。進むのみ。
まだ10時。時間はある。
夕方までに着けばいい。
冷静に状況を整理することにしました。
いろいろ考えつつ、そういえば、昨日バイク屋のおっちゃんから、「あんまり回転数あげるなよ」と言われたことを思い出す…
どうやらテンションと一緒にエンジンの回転数も上がって忘れていたようだ(白目)
さて、冷静になったところで今の状況は…
- おそらくプラグが焼けた
- 稚内市は、留萌市くらいの規模
- バイク屋もある
- しかもバイカーの聖地、宗谷岬がある
これくらい条件が揃えば、パーツくらい手に入るだろうと考え、プラグが売ってそうなところに片っ端から電話をかけました。
ないと言われること2件。
3件目に電話したところ。
あった!
休憩したことでバイクも回復したので、部品屋に向かう。
途中、稚内まであと30分のところで一旦休憩、サバ缶を昼飯に食いつつ、エンジンを休ませる。
稚内突入、部品調達
部品屋についたときには、13時頃。
部品を買ったついでに、この近くで、バイクの修理ができる店を探してもらう。
すると、「すぐ向かいにありますよ」とのこと!
早速向かいましたが、車屋さんじゃねーか!!!
心の中でツッコミを入れつつも、〇〇さんを呼んでくださいと、丁寧にアポまでとってもらった手前、断るわけにもいかず、だめならとっとと次にいこうと思いながら取り次いでもらう。
I LOVE 北海道人
すぐにメカニックらしきお兄さんが顔を出す。
「みてみますねー」
と軽いノリで点検を始めたかと思うと、その場でさっさと作業を始めてしまう。
しばらくすると、物珍しいのか、人がどんどん集まってくる。
そのなかにワイシャツにスタッフジャンバーを着た、何やら地位の高そうな人が…
「俺も昔このバイクに乗ってたんだよー」とのこと。
元エリミライダーきたー!
年配のおそらく店長らしき人は、メカニックの兄さんと一緒に、ものの数分で整備性最悪と言われるエリミネーターをバラバラにしていく。
聞けば「こんなん楽勝」とのこと。
いろいろとテストをして、すぐに冷却ファンのスイッチに問題があることを突き止める。
というか、作業見てもいいですかと聞くと、普通に整備場に入れてくれるゆるさw
おまけに、いろいろとエリミのいじり方も教えてくれる親切さ。
北海道の人、最高かよ!
プラグ交換と、点検を含め、ものの1時間で終わらせてしまい、ちょうどバイクも冷えて走れるようになったところで、気を取り直していよいよ宗谷岬へ向かうことに。
自動車屋のみなさん、本当にありがとうございました!
景色だけでなく人の優しさにも感動しっぱなしである。
ついに憧れの地へ

ついにきた、
10年間憧れ続けた、この地へ!!!
もはや語るまい…
言葉にするとチープになってしまう。
何を感じるのか気になるならぜひ宗谷岬まで行ってみてほしい。
地の果てまで行けば、きっと何か思うことがあるでしょう。
天気が良かったせいか、この日は沢山の人が宗谷岬を訪れていました。
しばらく余韻に浸ったあと、宗谷丘陵を通ってこの日のキャンプ場に向かうことにしました。
その後、宗谷丘陵

宗谷岬最高かよ!
丘陵を走る。
牛さんいっぱい風力発電いっぱい!!!
気分は草原を吹き抜ける風である!!!
最高の気分のままその日のキャンプ場へ。
キャンプ場で作業
この日のキャンプ場は奮発して有料キャンプ場に泊まることに(1泊500円)。




この日、泊まったのは「北海道立宗谷ふれあい公園」です。
きれいなシャワーが無料で使えて、作業ができる談話室みたいなところもある。
控えめに言って最高です。
実はこのブログ(下書き)もキャンプ場で書きました。
近所にこんなキャンプ場があったら週イチでキャンプにくるまである。
長年の憧れの地に来てみて
旅をすると価値観が変わると思う人もいるでしょう。
僕の場合は、価値観には特に変化はありませんでした。
ですが、またここに来たい。
新しいバイクがほしい。
そのためにお金がほしい。
という目標ができました。
これまで、成人してからは、いまいち日々に目標を持てずに漫然と生きていましたが、こんどこそ明確な目標を得ることができたような気がします。
これまでの生き方を見直すことができた分、すこしだけ人として成長できたような気がします。
大人だって成長するのだ。
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