どうも、旅する男、ミシマオコゼです。
最悪の北海道1日目を終え、2日目の朝を迎えました。
バイクは不調なうえ、昨晩強風の中テントと格闘したため体調は最悪。これから旅の行方はどうなってしまうのでしょうか?
激動の2日目の幕開けです。
Contents
最悪の朝。
8月26日朝。
昨晩に続き、今朝も強風が吹き荒れています。
風が強すぎて、テントが変な形に歪んでいました。よくこれで朝まで耐えられたな(汗)
強風の中、テントを撤収し、とりあえずコーヒーを挽いて冷静に状況を整理することに。
戻るのか進むかしばらく悩んだ末、一旦、進路上にあるそこそこ大きな町、留萌を目指すことに。そこでバイク屋を探すことにしました。
曇りのオロロンライン。荒ぶる日本海
11時。
川下海浜キャンプ場を出て、朝日公園キャンプ場を目指します。
オロロンラインをひたすら走ります。
オロロンラインとは日本海に面した石狩市から天塩町を結ぶ国道231・232号線のことを言います。基本的にはずっと海岸線沿いを走っていくのですが、この日はずっと海が荒れていました。
打ち寄せる波!
飛び散る波しぶき!
吹き荒れる風!
思ってたのと違う!思ってたのとぜんぜん違う!
波しぶきと潮風で全身ベトベトになりながら進みます。こんな爽やかさのかけらもないツーリングになるとは、北海道に来るまでは予想もしていませんでした。
紳士たちの聖地へ
12時頃。留萌に向かう途中、休憩地点である増毛に到着しました。
増毛といえば、頭の毛が寂しい紳士たちの聖地です。
僕もいつまでフサフサでいられるかわからないので、ずっとフサフサでいられるように願いを込めて立ち寄りました。
ちょうど昼だったので、昼飯はここで済ませることに。
この日は増毛駅跡地の横にあるお寿司屋さんで昼食をとりました。
鉄火丼、めちゃくちゃうまい!
増毛は情緒が合っていい街でした。
鉄火丼を食ったことで覚悟が決まる。
止まるんじゃねえぞ…
何があっても、宗谷岬にたどり着いてみせる!
留萌のバイク屋にて
増毛で一時間ほどの休憩後、依然エンジンのパワーは上がらないまま。回転数を押さえればなんとか走れるような状態でした。
なんども止まりながら、なんとか留萌に到着。目星をつけていたバイク屋を探します。
残念ながら一軒目は閉まっていました。二軒目、ダメ元で大通りに面したバイク屋に行くことに。
誰もいない店内に「すいませーん」声を掛ける。すると、なんだか飄々とした方が出てきて、他に来客もいないのですぐに見てくれることに!
バイクの症状を口頭で軽く伝えると、一瞬で原因を見抜いて、さらには細かい症状まで言い当てるという、まさに熟練したプロ!
「古いバイクを修理するのは面倒じゃないですか?」
と聞いてみると、
「バイクツーリングでトラブルの方はたくさんくし慣れてるよ」
とのこと!頼もしい!
過去にはパンクで走れなくなったバイクを救出するために、トラックで駆けつけたこともあったとか。
整備性が悪いことで有名なカワサキを物ともせず、30分くらいで修理してくれました!
あいにく適合するパーツがなかったので、代用品を装着してもらいました。
「ゆっくり走れば大丈夫だよ」と、送り出してくれたので、多分大丈夫でしょう。
本当にありがとうございました!
いっぱいヤエー
留萌を出て、最高のテンションで次のキャンプ場を目指す。
軽くメンテナンスをしてもらったおかげか、快調に走れるようになりました。
すれ違うライダーやチャリダー、ヤエーをしながらガンガン進む。それにしてもすれ違う人たちみんなテンションが高い。ほとんどの人が笑顔でヤエーを返してくれます。
この日は、昼過ぎからちょこちょこ晴れたり曇ったりしていて、比較的に走りやすい天候で、自分以外のライダーもたくさん見かけました。
特に形は決まっておらず、ピースだったり、サムズアップだったり、ガッツポーズでもいいし、手を振るだけでもいい。
朝日公園キャンプ場、閉鎖してる?
16時頃。
この日泊まる羽幌町の無料キャンプ場、朝日公園に到着。
脇道から森に入るので、入り口が非常にわかりづらいです。街灯もないので、夜だと確実に迷うでしょう。看板と標識が目印です。
ついたはいいものの、なんか鎖で封鎖されてる?
しかし中をよくみてみるとテントが張ってありました。
ちょうど歩いていた僕より先に来ていた男性に話を聞くと、「役所に電話して聞いてみたら、今日は管理人が休みだから閉めてるだけで、別に使って構わない」とのこと。
ひと安心してさっさとテントを設営しました。それから先日は風呂に入れなかったので、温泉に向かうことにしました。
はぼろ温泉へ
17時。
はぼろ温泉に到着。
今日は温泉の日とかなんとかで、なんと300円で温泉に入れることに!
今日はなんていい日なんだ!
晩飯もはぼろ温泉内の食堂で済ませ、一時間ほど温泉の休憩スペースでゴロゴロした後、キャンプ場に帰還。さっさと寝ることに。
明日はいよいよ宗谷岬に到着する予定です。
三日目の教訓。車載工具は必須
ツーリングに行く際は常に最低限の工具を積んでおいたほうがいいでしょうね。
バイク屋さんの作業をみていて、簡単な修理やプラグ等の消耗品の交換は自分でもできると思いました。それに工具さえあれば配線の接触不良や部品の脱落などはすぐに修理できます。自走可能な状態まで復帰できれば、北海道のような広い大地の真ん中で取り残されて途方に暮れるという事態は回避できます。場所によっては電波がつながらないこともあるので、車載工具は必ず揃えておきましょう。
それでは良い旅を!
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