どうも、旅する男、ミシマオコゼです。
逃げ出した先の楽園を探して、日本最北端の地、宗谷岬を目指す旅の2日目の記録です。
2日目は北海道上陸初日にしてトラブルの連続。果たして無事に宗谷岬にたどり着けるのか?
Contents
ついに北海道上陸!
8月25日、14時下船!
苫小牧港から川下海浜公園キャンプ場を目指します。
フェリーでの地獄を乗り越え、なんとか朝を迎えることができました。
昼飯は下船前にカップヌードルカレーで済ませ、いよいよ北海道に上陸。
外は生憎の雨ですが、テンションはマックス。夕食は美味しいものを食べたいので札幌を目指すことに。
本州では見たこともないような道路の広さに圧倒されながら、まずはセイコーマートで腹ごしらえです。
カツゲンを飲みながら地図を確認。札幌への道は市街地を通るルートと山に登るルートがああります。途中にある支笏湖は透明度日本一。水深は日本で2番目という神秘の湖。これは行かねばなるまいと山道を選択。
途中、霧に包まれながら山道を登っていきます。
支笏湖から札幌へ
走ること30分。
支笏湖に到着し、とうきびを食いながら休憩。
苫小牧港から支笏湖までは結構近いですね。
日本一の透明度を誇る支笏湖も、雨風の影響で波立っていて水底は見えませんでした。残念。
下船の時間が遅かったこともあり、先を急ぎます。
雨とさっきよりも濃くなってきた霧の中、ここからは寄り道なし。
途中、初めて雨雲の下から抜け出す瞬間を体験し、さらにテンションが上りつつ札幌へ。
札幌到着。早めの晩飯
17時、札幌で休憩を兼ねて晩飯。
都内と同じ感覚で数ブロック先きまで歩こうと思ったのですが、駐車場から20分ほど歩く羽目に。札幌のスケールのデカさのせいか、縮尺を見誤ってしまったようです。
味噌ラーメンザンギごはんセットを注文。(ぶっちゃけザンギってただの唐揚げだよね…)
16時50分ごろに早めの晩飯を食い、時間かかりすぎたなあと、ちょっと後悔しつつ、キャンプ場を目指すことに。
しかし、このあと悲劇が待っているとは…
突然のエンスト。恐怖のはじまり
なんだかアクセル開けてもいまいち加速しないなあと思いつつ、今日泊まる予定の無料キャンプ場を目指して、
石狩市に入り、まわりに民家がなくなり、いつのまにかオロロンラインに入ってしばらく走っていたときに突然それは訪れました…
ブブブブブ、シューーーーン…
あれ?だんだん速度が…
あれ?アクセル緩めたらエンジン止まった?
エンジン止まった!
エンジン止まった!!!!!
なんと!エンジンが止まってしまいたした!(大事なことなので3回)
しかもこんな真っ暗な何もない道の途中で!
このとき時刻は18時くらい。
すでにまわりは真っ暗闇です。
そういえば、北海道ってヒグマいるよなあ…
ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!
普段Twitterでヒグマ倒すとかイキったことつぶやいてる僕ですが、ヒグマと戦う覚悟なんてねえよ!!!
しばらく、バイクを押しつつ、少しでも先に進もうと試みます。
我ながらこの時点で引き返そうとしない愚直さを褒めたい…
10分か?20分くらいか?
ほとんど車のいない真っ暗闇をバイクを押しながらしばらく進みます。
周りに何もないせいで、闇が深すぎる。街灯もほとんどないので、ランタンの明かりを頼りに必死にバイクを押すしかありません…
もうバイクも何もかも捨てて走ろうかと思い始めた頃、ダメ元でエンジンをかけてみると…
ブルルと弱々しいながら吹き上がる。
かかった!
依然不調なままですが、なんとか走れるように…
再びキャンプ場を目指して走り出します。
21時、なんとか川下海浜キャンプ場に到着。
途中何度も止まりながら、なんとかキャンプ場までたどり着きました。
すでにメンタルはボロボロ。今すぐにでも寝たい気分でしたが、そのためにはテントを設営せねばなりません。
しかし、台風の影響か、はたまた海辺だからか、キャンプ場内は凄まじいほどの強風が吹き荒れていました。
強風で吹き飛ぶテント!
発狂する俺!
抑えている間に飛んでいく袋!
全力疾走で追いかける俺!
結局、設営に1時間もかかりました…
荷物もろくに整理せず、とりあえず全部テント内に放り込み、その日は眠りにつきました。
2日目の教訓。長距離ツーリング前にやっておくべきこと
・風の強い日にテントを設営するときは、ペグを先に打とう
・キャンプ場のチェックインは遅くても16時までに済ませよう
・バイクの点検、消耗品の交換は確実にやっておこう
・北海道に行くときはヒグマ出没情報を確認しよう
これは後から知ったことですが、風が強いときは先に二箇所ほどペグを打ってから設営するのが普通のようです。ちょっと考えればわかりそうなものですが、そのときの僕には疲れでそんな発想が浮かんでくる余裕すらありませんでした(笑)。
それと、キャンプ場には日が出ているうちにチェックインしましょう。暗い中での設営は大変だし危険です。それに今回は無料キャンプ場だったので受付無しで宿泊できましたが、有料キャンプ場はほとんどの場合、17時でチェックインを締め切ります。アウトドアの基本は余裕を持った行動が大切です。ときとして命にかかわることなので、たかがキャンプと言えど、心がけておきたいですね。
当然ですがバイクの点検は日頃からしっかりやっておきましょう。僕の場合、それまで普通に走れていたので油断していたこともあり点検を怠ってしまいました。
最後に、北海道に行く際はヒグマ出没情報を確認しましょう。事前に情報があれば遭遇する可能性を減らせますよ。
それでは、良い旅を!
つづく…
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