僕のADHD症状といま感じている絶望について

一口にADHDと言っても具体的に何に困っているのかは見た目だけではわかりにくいと思う。
そこで僕のADHDとしての困りごとをざっと書き出してみたので、備忘録がてら記事にしてみようというのが今回の試みだ。

あくまで僕が抱えている症状なので参考になるかは分からないが、自分の症状を言語化するのに困っている人の役に立てば幸いだ。

Contents

主な症状

ワーキングメモリーが低く、何事にも要領が悪い

ワーキングメモリーの低さゆえに、複数のタスクがあると一瞬にしてパンクする。

ひとつひとつ優先順位をつけて片付けていけばいいだけなのだが、そもそもパンクした時点でパニック状態なので、その優先順位付けすらできない。

結果、小さなタスクが溜まっていき生活がどんどん破綻していく。

ちなみに仕事をしているときは、私生活を犠牲にしてリソースを確保している。

それも長くは続かず、処理できなかったタスクを休日に消化するストレスや、自分のやりたいことができない苛立ちなどが爆発して、健康状態が悪化、仕事も手につかなくなり、仕事を辞めるまでがいつものパターンだ。

他にも細かい不自由はあるが、僕のADHD症状の一番辛いところは上記だ。

スケジュール管理ができず、やりたいことができない

何をするとどれくらい時間がかかるか予想できないので、時間を決めて行動することができない。

どれくらいできないかというと全くできない。本当にできない。

おかげできっちりとした納期のある仕事だと何度も遅延したことがある。

目先のことに囚われてしまって他のことをする時間がなくなってしまうのもこの特性によるものだ。

金銭管理ができず、衝動買いをしてしまう

ADHD特性のうちのひとつの衝動性による症状だ。

欲しい物を見つけたとき、お金があればあるだけ買ってしまう。

お金があればそれでもいいと思うのだが、仕事が続けられなくなってまた無職になるかもしれないことや、もし起業するとして軌道に乗るまで時間がかかることを考えると、多少の蓄えはほしい。

副次的な症状

人が怖いので人間関係を避ける

書いたままである。

例えば会社の人であれば、自分がいつボロを出して仕事で迷惑をかけるかわからないので、必要以上に親しくすることを避けてしまう。
最初の期待が失望に変わり、白い目で見られるようになるのが怖いのである。

他人に対する不信感が拭いきれないので、実際にはそこまで気にする必要はないにしても、できることなら関わりたくない。休日に街で会うとかなると本当に最悪である。

これまでいろいろやらかして白い目で見られてきた経験から、見られていること自体が本当にストレスでしかないのである。

常に体調が悪い

スケジュール・タスク管理の下手くそさのツケを休日に払っているので、休まる時間が殆どない。

結果、疲弊し、いつも限界ギリギリでなんとかやりくりしている。

それも多少予定が狂ったり、想定外のことが起きるとキャパオーバーし、そうなると一気に体調が崩れて寝込む。

回復しきらないまま仕事をしたりするので、これもやがて限界が来る。

解決策

正直いつまでこんな生活を続けなければならないのかと思うところではあるが、愚痴ってばかりでもしょうがないので以下に解決策でも書いてみる。

リソースを確保する

・無駄な出費をなくして経済的不安を軽減する
・労働を週4日ほどにして自分の時間を確保する
・趣味を収益化してマイペースに稼げるようにする

書き出してみるとお金と時間の確保だけが問題のようで、なんとも単純だ。

だが、実現までに必要な細かいタスクを考えると頭を抱える。
僕はタスクを細分化してスモールステップでクリアするみたいなことが絶望的に苦手なのだ。

最初にも書いたがタスクが増えるとメモリがパンクするので、パニックで行動不能になる。

普通の人にはこれがない。この「メモリがパンクしてパニックで行動不能になる」というのが理解されないのがADHDを抱える人の絶望であると思う。

誰かに助けてもらう

過去にはこのパニック状態の時に人に助けを求めたことがあるが、一度も助けてもらえたことはない。

では具体的に何を助けて欲しいかをいくつか書いてみる。

  • 掃除、整理整頓を手伝ってほしい
  • スケジュール、タスクの管理をしてほしい
  • パニックにならないように思考の整理を手伝ってほしい

上記を継続的に行なってほしいのだが、ここまでの世話はもはや介護と言っても過言ではない。こんなことは人には頼めない。
お金を払えばできるかもしれないが、そこまでの経済力はないので結局ひとりで頑張るしかない。

おわりに

八方塞がりとはこのことである。
まあ嘆いても状況はよくならないので、時間はかかるけど少しずつやっていこうと思う。

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