生き辛い。おそらく僕はADHD。

どうも、ミシマオコゼ(@anglerfish_pon)です。

生まれてからずっと自分だけが世間から孤立しているような生き辛さを感じています。

おそらくと書いたのは病院ではっきりADHDであると診断されたわけではないからです。

Contents

ADHDとは
発達障害の一つで、「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」とよばれるものです。
主に
不注意:物事に集中できず、忘れ物やミスが多い。
多動性:落ち着きがなく、じっとしていられない。
衝動性:思いついた行動を唐突に行う。順番を待てない。
などの特徴があり、特に子供の頃に多い症状ですが、それが改善せずに大人になるケースも少なくありません。

 

僕は仕事中に症状が出ることが多く、仕事に慣れるまでは同じようなミスを何度も繰り返していました。

ADHDを知ったきっかけ

僕のように悩んでる人はだいたいネットに頼るでしょう。僕も例に漏れず、

仕事 覚える 遅い

とか

仕事 覚えられない クビ

といったキーワードで検索していました。

そんな中で、どこのサイトかは忘れてしまったのですが「大人のADHD症状チェックリスト」という広告が目に入り、ADHDを知りました。

思い返すと大学時代にすでに症状は表れており、レポートの期限がいつもギリギリで前日の晩から徹夜して書き上げることがほとんどだったり、試験勉強もほとんどが一夜漬けで乗り切っていました。

計画的に行動することができないのでいつも追い詰められるまでやらないことばかりでした。

幸いにも一夜漬けで高得点とれるタイプだったので、なんとかこれまで誤魔化しがききましたが、社会人になってからはそうもいかなくなりました。

 

仕事でミス連発

大学を卒業して中小企業に就職したのですが、さっそく仕事でミスを繰り返してしまい、そのせいで萎縮してしまって人間関係までうまくいかずに相当参っている時期がありました。

ストレスで食欲がなくなってしまい、さらには対人恐怖症のような状態になり、これはまずいと思い近所の小さいメンタルクリニックに駆け込みました。

小さいメンタルクリニックといっても処方箋はちゃんと出してくれるので、ストラテラという薬と精神安定剤をもらっていました。

 

ストレスで体重が激減

ミスが続くと周りの反応も悪くなるし、自信もなくなって萎縮してしまってさらにミスするという悪循環に陥ってしまいました。

嫌な考えがずっとループして頭が疲れ、集中しなければいけないのに仕事中に眠気が我慢できないようになってしまいました。

それから数ヶ月ほど間は眠くならないために朝ごはんを食べず、昼はカロリーメイト2本のみの生活を続けていました。

1ヶ月ほどその生活を続けているうちに、ついに晩ごはんも喉を通らなくなってしまいました。

その結果60キロあった体重は52キロまで激減。盆休みで実家に帰省したときに体脂肪率を測るとってみると5パーセントまで減ってしまいました。

ああ、このままじゃ本当にやばい…

と思いました。

まともな思考力があればここで辞めるのでしょうが、そのとき僕の心にあったのは自分をこんなになるまで追い込んだ会社への怒りでした。

 

筋トレとの出会い

怒り狂った僕がまず考えたことは「もともと痩せてんのがコンプレックスなのにここまで痩せさせやがって!体重増やしまくって筋トレしまくってゴリラみたいになってやる!」ということでした。

今思えば普通に辞めればよかったのに(笑)

そこから先は鬼のように筋トレしました。

もとの体重に戻すまで半年、70キロまで増やすのに2年。そこそこ身長があるのでまだ細く見えますが、まあ普通体型くらいにはなりました。

筋トレから得られた意外なもの

筋トレをしはじめて不思議とミスが減りました。

それもそのはず、ADHDの原因として脳内伝達物質の不足、伝達不良というのがあり、そのせいで様々な症状があらわれるのですが、筋トレは脳内伝達物質を増やしてくれるんです

筋トレをすると「ドーパミン」「エンドルフィン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」等の脳内伝達物質が分泌され、ADHDのせいで受けたストレスを緩和させることができます。

また、筋トレはやる順番やセット数、インターバルの時間によって効果が変わるので、けっこう頭を使います。

そのおかげか、ADHDの不得意とする順序立ててものごとを考えたり、スケジュールを組んで行動することが、すこしづつですがうまくなってきました。

とはいってもADHDで苦しんでいる人の中には筋トレできないくらい辛い人もいるでしょう。

僕は肩の靭帯を痛めようが、きつすぎてゲロ吐こうが無理やり続けていましたが、誰でもできることではないので、まずはできる範囲で軽い運動をするといいでしょう。

おわりに

20年以上生きてきて、未だに自分が周りの人とずれているという感覚はなくなりません。

おそらくアスペルガー症候群の傾向もあるので、人の気持ちを読み取るのは苦手です。

経験則で常識とか普通とかって感覚は頭では理解できるようにはなりはしましたが、未だにどんな感覚なのかはつかめていません。

ですが、いまは自分がこんな人間でよかったと思っています。

人と違うということは、常人とは違う視点でものを見れるので、うまく使えばものすごく武器になるからです。

いまADHDで悩んでいる人、発達障害で悩んでいる人は自分の好きなことや得意なことだけは諦めないでください

他のことはできなくてもいいんです。

誰に何と言われてもいいから自分を見失わないようにしてください。

好きなこと、得意なことを極めてください。それが人生の道標になります。続ければ達人になることだってできます。

これを読んだ悩める人の人生が楽しいものになることを祈っています。

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