こんにちは。ミシマオコゼです。
DTPオペレーターのお仕事はいかがですか? 僕はだいがくを卒業してから数年間、印刷業界に勤めており、その中でDTPオペレーターの仕事もしてた経験があります。
未経験から始めたということもあり、最初のうちは楽しかったのですが、続けていくうちに業界や会社に対する違和感が拭えず、今では転職してWEB業界で働いています。
今回は、僕が実践したDTPオペレーターからWEB業界に転職する方法についてお話したいと思います。 それでいってみましょう。
Contents
DTPオペレーターから転職するためにまずやるべき3STEP
残念ながらDTPオペレーターは将来性のある仕事とは言えません。
印刷業界の市場規模の縮小もありますが、デザインソフトの性能の向上でなくなってしまうことも考えられます。
また、DTPオペレーターの仕事は、基本的にはこれ以上進歩しない仕事だと思っています。単純作業の割合が大きいので、近い将来AIに取って代わられるでしょう。
そういった危機感があったので、僕はDTPオペレーターからWEB業界に転職を決めました。
DTPオペレーターから別の業界に転職しようと思ったら、まずは準備が必要です。 この項目では、僕が転職のために実践したことをご紹介します。
STEP1:スキルを棚卸しして強みを見つける
まず第一に実践したことはスキルの棚卸しです。
DTPオペレーターは、IllustratorやPhotoshopといったAdobeソフトを仕事で使用しますが、WEBにおいてもこのスキルは応用できるものです。
それ以外にもDTPオペレーターをやっていて身についたスキルはたくさんありました。 以下は、DTPオペレーターの仕事で身につくスキルです。
・スケジュール管理能力
・コミュニケーション能力
・交渉力
僕の場合は普通に働いているだけでも上記のスキルが身につきました。
普段ただ仕事をしているだけでも、それなりに続けていれば意外と身についているものです。
ですので自分のスキルに自信がなかったとしても、一度スキルの棚卸しをしてみれば、案外どこの会社でも通用するスキルを持っていたりするものですよ。
STEP2:他の会社や業界を調べる
スキルの棚卸しと少しかぶりますが、案外DTPオペレーターのスキルを求められる仕事は多いものです。
実際に求人を見てみると、IllustratorやPhotoshopを一定以上使用できるスキルを求めている会社は数多く存在しています。
WEBデザインと言っても、HTML&CSSといったコーディングスキルとデザインは分けている場合があるため、会社や業界によってはデザインスキルだけを求められる場合も多いのです。
僕の場合はソフトは扱えてもデザインスキルがほとんどなかったのですが、ソフトが使えるだけでも書類審査には通りやすかった実感があります。
ソフトの操作に加えてデザインスキルがあれば、WEB業界への転職には有利に働くでしょう。
STEP3:新しい知識やスキルを身に着ける
やはりDTPオペレーターだけのスキルでは他社で通用しない部分もあるので、新しいことを勉強する必要はあります。
デザイナーになりたいのであればデザインの勉強を、WEB業界で働きたいのであればWEBに関する勉強をして、できればスキルとして身につけることをおすすめします。
WEB業界を目指すのであれば、実務経験がないにしても、最低でもサーバーやネットワーク、WEB制作についての基本的なことは学んでおいたほうがいいでしょう。
また、DTPオペレーターからWEBデザイナーを目指すのであれば、HTML&CSSといった言語を学ぶといいでしょう。
HTML&CSSは高度なプログラミング知識やコンピューターサイエンスといった知識がなくてもできるものなので、基本的なことは要領のいい人ならい数日で習得することも難しくはありません。
WEB業界に転職したときに実践したこと
僕は現在、DTPオペレーターを辞めてWEBディレクターとして働いています。
WEB業界に入ったはいいものの、プログラミングはできませんしデザインもできません。
ではなぜ転職できたかというと、それまで積み重ねてきた経験があったからだと思っています。
実際、仕事をする中で、経験則で対応できることも多いので、ひとつひとつは中途半端でもいろいろ挑戦してみてよかったと思っています。
この項目では、僕が転職前に実践したことについて紹介したいと思います。
副業を始めた
副業をすると、普段の仕事では使わないスキルを養うことができます。
また、副業をすることで自分のスキルが「会社以外で通用するか」ということ確かめることもできます。
僕の場合はDTPオペレーターのスキルは社外だと全く通用しないとわかりましたが、代わりに以下のスキルが身につきました。
・SEOライティング
・交渉力
特にこのクライアントとのやりとりのスキルは、社外でお客さんとやりとりしないDTPオペレーターでは身につけることができないので、いまでも役に立っています。
転職の際に僕が一番悩んだのは、自分が大したスキルを持っていないというところでした。
印刷会社を辞めようと考える頃にはDTPオペレーターという仕事にも興味がなくなっていたため、DTPのスキルを高めようという発想がありませんでしたが、今思えばDTPのデザインスキルはもっと磨いておきばよかったと思います。
とはいえ、スキルがないことには転職の際に書類の時点で落とされてしまいます。そこでアピールになるものは何かと考えたとき、自分でお金を稼いだスキルは役に立つと思い副業をはじめました。
副業ではデザインの仕事もしたことがありますが、デザインスキルもセンスもないので、時給換算で500円程度にしかならなかったのですぐに辞めてしまいました。
最終的には一番始めやすく誰でもできるWEBライティングの仕事をすることにして、なんだかんだ2年ほど続けています。
WEBライティングを続けていた縁で、WEBマーケティングの仕事などもいくつかやってきたのですが、これはまた別の機会でお話できればと思います。
WEBについて勉強した
転職したいのであれば勉強は不可欠です。
僕の場合は、HTML&CSSを勉強してWEBデザインは無理だなと思ったので、WEBライティングを通してWEBマーケティングを学びました。
一時期はWEBマーケティングを専門とする会社のライターとして働いていおり、現在ではWEBディレクターとして働くことができています。
そういえば、プログラミングを身に着けようとスクールに通っていた時期もあります。大したスキルも身につかずに途中でやめてしまいましたが、開発に関する話にもついていくことができるようになりましたし、今では全くの無駄ではなかったと思っています。
もちろんやりたい仕事があるのであればそれについて学ぶのが一番の近道ですが、いろいろと勉強してみるのは無駄ではないので、まずは興味のあることを勉強してみることをおすすめします。
面白そうな業界、会社の求人を探した
向いている仕事であれば楽しいでのでしょうけれど、僕の場合はDTPオペレーターの仕事がひたすら苦痛でした。
仕事は楽しいものであるべきというのが僕の考えです。なので、仕事を選ぶときは「楽しそうな仕事か」「興味があるか」ということを重視して選びました。
WEB系の会社を中心に何十社も面接に行きましたが、ほとんどの仕事に興味を持てました。
また、WEB系の会社は不安定ではあるものの、この先どうなるかわからないと考えるとワクワクするところも僕には向いているのかなと思っています。変化がないのはつまらないですからね。
DTPオペレーターからおすすめの転職先
DTPオペレーターは、意外と他の仕事にも応用がききやすいと思っています。
というのも、普通に働いているだけでけっこういろいろなスキルが身につくからです。
この項目では、そんなDTPオペレーターの経験を活かしたおすすめの転職先をご紹介します。
WEBデザイナー
やはりDTPオペレーターから最も転職しやすいのはWEBデザイナーでしょう。
DTPで使うIllustratorやPhotoshopといったデザインソフトのスキルも活かせますし、印刷物を作る際の、読みやすさ、見やすさといった考え方も役に立つでしょう。
デザインスキルがそこそこあれば、あとはHTML&CSSのようなWEBデザインに必要な知識をみにつけるだけで、比較的容易に転職できると思います。
SE・プログラマ
細かい説明は割愛しますが、SEはシステム開発の要件定義から設計までを担当し、プログラマは設計書通りにプロブラムを書く仕事です。
DTPオペレーターはミスなく正確な仕事が求められるため、SEやプログラマといった仕事に非常に高い適性があります。
また、DTPオペレーターは非常にスピード感を求められる仕事でもあります。それはシステムの開発でも同様なので、スピード感を持って仕事に取り組める点も共通していると言えます。
顧客の要望に合わせて迅速に対応する必要もある点や、設計書通りに制作するという点に関しては、プログラマと非常に似ていると思います。
実はDTPオペレーターから転職するとしたら、一番適正があるのはプログラマかもしれませんね。
WEBマーケター
数字に強ければWEBマーケティングの仕事をするのもいいでしょう。
WEBマーケティングの場合は特別な資格は必要ありませんし、ある程度数字から分析する能力があれば十分に通用するでしょう。
僕の場合は数字の分析があまり得意ではなかったのでWEBライターをやっていましたが、トレンドを調べたり、数値を見比べて仮説を立てて検証を繰り返す、といった簡単なことはできます。
適正がなくても、世の中の変化に対する興味と行動力があればなんとかなってしまうのがWEBマーケティングのいいところでもあります。
とはいえこの業界はピンからキリまで幅広いので、いい会社からとんでもない会社までたくさんあります。
仕事内容は刺激的なのでいい意味でも悪い意味でも飽きないのはいいところかもしれませんけどね。
実際に印刷会社からの転職に利用した転職サイト
DTPオペレーターがWEB業界の転職に有利ということがわかっていただけたところで、僕が実際に利用したサイトを紹介します。
僕は今までに5回ほど転職していて大手の転職サイトすべてで内定を獲得したことがあるので、不本意ながら転職サイトの使い方には精通しています。それを踏まえておすすめのサイトを厳選してみました。
どのサイトにもメリット・デメリットがあるのでそれぞれ比較して参考にしてみてください。
ウズキャリIT
ウズキャリITは、ITエンジニアやWEBデザイナーの求人に特化しており、印刷業界からの転職でも通用する求人が豊富です。
また、未経験からのIT転職を支援してくれる頼もしいサービスを提供しています。
Adobe系のソフトを使えれば、WEBデザイナーへの転職は比較的容易です。 WEB業界は基本的に人手不足なのでポテンシャルに期待されて採用される可能性が高いのが特徴です。
実際、僕もそこまでスキルのある方ではありませんでしたが、現在はWEBディレクターの仕事をしているので、制作現場での実務経験があればWEB系の制作現場でも十分に通用する可能性があります。
特にWEBディレクターやWEBマーケティングなどの職業はコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。 スキルが無いからと言って諦めずに、まずはキャリアアドバイザーに相談してみるといいでしょう。
- WEB・IT系の未経験者採用に特化している
- ブラック企業を排除している
- 学習コンテンツが充実している
- 29歳までの年齢制限がある
- 大手と比べると求人数が少ない
- 登録手続が面倒
30代でも諦めたくない人は「ウズウズカレッジ CCNAコース」へ
「ウズウズカレッジ CCNAコース」は未経験からインフラエンジニアを目指せるITスクールです。
インフラエンジニアとはネットワークやサーバといったITに欠かせない裏側のシステムを作る仕事で、DX(デジタルトランスフォーメーション)や5Gの普及が進むこれからの時代に欠かせない仕事です。
WEBデザインのような華やかさはありませんが知識と厳密な仕事が求められるため、ミスの許されない正確さや迅速な判断力を求められる印刷業界出身者に向いている仕事と言えます
スモールステップで確実に知識とスキルを身につけられるうえに、資格取得を目指すことができるので安心です。
ITスクールなので残念ながら無料ではありませんが、未経験からIT業界を目指したい人にとってはおすすめできるサービスです。
「ウズウズカレッジCCNAコース」はこちらからDODA
DODAは年収が高い求人が多く、求人数が多いのも特徴です。
僕自身、一番使用頻度が高い求人サイトで、過去に2社、dodaから応募した会社から内定をもらっています。
求人ページの情報が充実していてテキストも読みやすいので、会社の雰囲気や仕事内容について個人的には一番わかりやすいサイトだと思っています。
オシャレな雰囲気の求人が多く、実際面接に行ってみると本当にオシャレな会社が多いです。
クリエイティブな環境で働きたい人にはおすすめですね。
- 年収が高い求人が多い
- レベルが高い仕事が多い
- エージェントがマメに連絡をくれる
- 積極的に面接などのサポートをしてくれる
- 自分のレベルに合わないハイレベルな求人を紹介されることがある
- 電話の連絡が多めでめんどくさい
- メールが地味に使いづらい
リクナビNEXT
言わずとしれたリクルートが運営している転職サイトですね。
大手の求人が多く、サイト内のコンテンツも充実しているので、転職の役に立つことは間違いありません。
求人数も非常に豊富で、ときどきすごくマイナーで優良な求人も出ていたりするので、欠かさずチェックしていました。
個人的には一番多く出版系の求人が掲載されている印象がありますね。実際リクナビ経由で出版社の面接に3回ほど行きました。
- 求人数が多い
- 出版系の求人が多い
- 年収高めの求人が多い
- 基本的にサポートがない
- たまになかなかのブラック求人がある
まとめ:スキルを伸ばして転職しよう
今回は僕が実践したDTPオペレーターからの転職方法をまとめてみました。
手持ちのスキルでもIT企業で通用する場合もあるので、まずは自分のスキルを棚卸しすることが転職成功の秘訣です。
僕は転職の際スキル不足で相当苦労したので、今思えばもう少し勉強しておけばよかったなと思っています。
もし自分のスキルに自信がないのであれば、独学にせよスクールなどで教わるにせよ、まずは勉強してからのほうが確実です。
この記事を参考に、よりよい職場に出会えることを願っています。
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