「ブギーポップは笑わない」アニメ1・2話視聴。その魅力とか考察を語る

どーも、あん肝ポン酢です。

アニメ「ブギーポップは笑わない」を視聴したので感想とか考察みたいなもんを語りたい。

でもその前に、これだけは最初に言っておく。

こんな作品を待ってたんだよ!

これまで何回もオタクやめようと思ったけど、オタク続けててよかったと思える作品に出会えたのだ。なんか書かずにはおれまい。

ここから先は駄文の地獄だ。

読みたいやつだけ読んでくれ。

 

はじめに、僕の後悔を語ろうと思う。正直どうでもいい話だから飛ばしたい人は飛ばしてくれ

僕のオタク歴はこの記事を書いた時点で15年目になる。

これまでのオタク歴のなかで、ずっと面白い作品を求め続けて今日まできたが「ブギーポップは笑わない」という作品名は幾度となく目にしてきた。

僕が本格的にオタクと呼ばれる人種になったのは、中学3年生のときに新世紀エヴァンゲリオンを見たのがきっかけである。

当時の僕は、自分が間違いなく面白い作品を見ているという確信が欲しくて、作品データベースやいろいろなランキングをチェックしていた。そのおかげで、いろいろな作品名を目にしたものだ。

ブギーポップという名前は、そのなかでも特に異彩を放っていた。

ではなぜ当時読まなかったかというと、小説を読むのが苦手で、ついでに90年代作品は古いと感じて敬遠していたからだ。

馬鹿だな!昔の俺ほんと馬鹿だな!!!(いまも馬鹿だが)

高校生の時に読んでいたら確実にハマっていたに違いない。というか、近いうちに大人買いするだろう。

学校帰りに少ないお小遣いで1冊ずつ買って、毎月続きを楽しみするような感動は今となっては味わえないのか…

つくづく惜しいことをした。

もしかしたら、僕はこの作品に出会うためにオタクをやっていたのかもしれない。

そう思わせるだけのものを、この「ブギーポップは笑わない」という作品からは感じることができた。

ちなみに僕が人生で一番最初に読んだラノベは「キノの旅」である。高校一年生のときだった。作者の時雨沢恵一氏はブギーポップシリーズを読んで作家を目指したというのだから皮肉なものだ。

「ブギーポップは笑わない」の魅力

魅力その①作品の雰囲気

ブギーポップは笑わないという作品は、いわゆるセカイ系と呼ばれており、セカイ系とは「世界の危機」「人類滅亡」といった漠然とした大きな流れに登場人物が巻き込まれていくような作品のジャンルを指す。

ブギーポップには、そのような漠然とした不安をあおるような、陰鬱で閉塞的な雰囲気があるのだ。

作品の随所に意味深なキーワードや伏線を思わせるシーンが散りばめられていて、いきなり情報量が多すぎて、所見だとまちがいなく混乱する。

この一見するとわけがわからないような展開は、今後の展開を全く読めなくするような演出であると言えるだろう。

ここ数年の作品は、予定調和な展開ばかりで、読者や視聴者にとって気持ちの良い展開になることばかりが重視されている。つまりほとんどの場合ある程度は先が読める。テンプレート通りの展開と言ってもいいだろう。正直つまらなくて飽き飽きしていたのだ。

だが、ブギーポップにおいてそれは当てはまらないだろう。この作品は、確実に予想をぶっ壊してくれる。だってすでにわけわからないのだ。先もへったくれもない。

いまからすでに、どんな破壊的な展開を魅せてくれるのか楽しみで仕方ないのだ。

すこし雰囲気の話から脱線してしまったが、この作品には、セカイ系のもつ独特の雰囲気以外に、なんだか寂しい雰囲気が漂っている。

そのミステリアスでなんだかすこし寂しさを感じる雰囲気は、MYTH & ROIDが歌う主題歌「shadowgraph」で見事に表現されているといえるだろう。

他の作品でいうと、Fate/stay nightを始めとするFateシリーズや、空の境界では、一貫して夜に戦闘を行う。そして戦いが終わるのは夜が明けてからだ。

タイプムーン作品には、夜の闇に飛び込んでいくようなドキドキワクワクするような、スリリングな感覚が溢れているといえる。

それに対し、ブギーポップシリーズにも、おそらくこのような作品全体に一貫した雰囲気が存在するのだろう。

そしてそれは、一日の始まりにも、終わりにも見える黄昏時の寂しい雰囲気を醸し出しているのではないかと、原作未読ながら想像できる。

タイプムーン作品を見たあとには、誰もいない深夜の街なかでコーヒーをあおりたいような気分になるが、ブギーポップはどうだろう。

きっと夕焼けと朝焼けを同時に見たいような複雑な気持ちになるんだろうな。

魅力その②作品の情報量

きっと僕は、ずっとこんな物語に飢えていた。

読んでも読んでも、考えても考えても、思考に終わりがこないほどの情報量をもった作品をずっと探していたのだ。

ブギーポップには、それだけの情報量を感じた。それも、アニメ1・2話という原作の断片を見たに過ぎないにも関わらずにだ。

僕のような中二病という生き物は、悩み、考えるのが好きなのだ。

最近の作品は、どうにもテンプレート的な量産品が多く感じてしまう。テンプレートを通り越して、ダイジェストを読んでいるような、もっとひどいものは目次とか見出しだけを読まされているように気分になる。

最近は、IT技術の進歩によって世の中に情報が溢れすぎた弊害か、ぶっちゃけ馬鹿でもわかる簡潔でわかりやすい作品が増えたように感じてしまうのだ。

でも、目のこえたオタクはそんなものは求めていないのだ。

これまでも、これからも、もっと脳みそをフル回転させて、マックスで負荷がかかるような重い作品を求めている。

いま一番勢いのあるソードアート・オンラインや、主題歌つながりでいくとRe:ゼロから始める異世界生活には、そういったある種の重量感があったからヒットしたのではないかと思う。

最近ずいぶんポップで中身の薄いラノベが増えたが、ブギーポップにはラノベ黎明期の小説との境界線が曖昧だった頃の雰囲気が色濃く出ている。

ブギーポップにはそれだけの情報量があり、きっと読み応えがあると確信できるのだ。

魅力その③声優さんが豪華

彩奈!俺だ!結婚してくれ!!!

冗談はさておき、やはり竹達彩奈さんの声は可愛い。かわいい系のキャラが多いが、こんな感じのダークなキャラもいいなあ。

悠木碧ちゃんは言わずもがな、いい意味で癖がなく、作品の雰囲気にマッチした素晴らしい声優さんたちだ。今後のストーリーでどんな演技を魅せてくれるのか今から楽しみで仕方がない。

雑な考察

ブギーポップは世界の抑止力?

抑止力とは、Fateシリーズを始めとするタイプムーン作品に出てくる概念である。集合無意識から生まれた世界の破滅を回避しようとする見えない力と解釈してもらえればいい。

この概念に照らすと、ブギーポップもおそらくは世界の抑止力である、あるいは世界の意思そのものではないかと考えられる。

1話の時点でのセリフからもそれが読み取れる。

「全人類に危機が迫っているんだ。だから僕が出てきたんだ」「異変を察知したときに自然と浮かび上がってくる」というセリフから察するに、ブギーポップの存在は極めて限定的ものであるのだろう。

このことから、世界の異変を修正する存在であると考えられるのだ。

「自動的」「主体がない」「宮下藤花には、僕を生み出すような秘めた欲望というか、可能性が…」というセリフからは、ブギーポップという存在が、事件の中心地に近い人間にランダムに宿るというようなことを示唆しているのだろう。つまり、ブギーポップは誰に宿るか分からない。

悠木碧ちゃんボイスのボクっ娘を堪能したいから他の人には宿ってほしくないものだ。

上記をまとめると、世界の危機が迫ったとき、その場所に限定的に現れて、未然に危機を回避するために活動する存在であると考えられるのだ。

死神というよりは英雄だな。

登場人物たちは何と戦っている?

ブギーポップは1話でいきなり出てきたかと思うと、特に何もせず主人公と雑談していただけだった。

続く2話には登場せず、そのかわりに霧間凪なる俺っ娘を中心として話が進んでいた。

2話までに出てきた気になるキーワードをピックアップすると、

「全人類に危機が迫っている」「魔物」「進化しすぎた男」「宇宙から来た」「政府」「研究所」「コピー」「世界を作り変える」「能力」

こんなところか。

キーワードから推測するに、世界の危機は複数あって、さまざまな勢力がいるのではないかと考えられる。

2000年代のラノベの傑作、涼宮ハルヒシリーズでも、「宇宙人」「未来人」「超能力者」という3つの勢力がでてきた。

ブギーポップシリーズも、「笑わない」においては人食いの魔物との戦いを中心にしていて、その後の巻ではまた違った世界の危機と戦うのかもしれない。

時系列がシャッフルされている?

1話は始終サブリミナル効果のように意味深な場面をところどころに散りばめてある。

きっと全てに意味がある。ひとつひとつのシーンが伏線で今後のストーリーに重要なピースに違いない。

ミスリードを誘うためにあえてこのような演出にしているのだろう。まったく、いい演出しやがるぜ。

1話の最後、ブギーポップが去るシーンは、すべてが解決したあとなのだろう。おわりでもあり、登場人物たちが普通の日常に帰ってきたはじまりのシーンでもあるんだろうな。

ブギーポップはみんなの心の中にいる?

「危機がが去れば消える」

「僕が倒したんじゃない」

「夢が見られない、未来が思えない。そんな世界は間違っている。

でも、それと戦うのは残念ながら僕ではない。君たち自身なんだよ」

90年代後半のセカイ系作品らしい、なんとも説教臭くて、それでいて切ないセリフである。

このセリフから考えるに、ブギーポップは人々の願いから生まれた存在であり、皆それぞれ世界の危機に立ち向かう力を持っているというということを言いたいのかもしれない。

まとめ

ここまで自分なりに考察を書いたが、どれくらい当たっているんだろう。あるいは全部間違っているのだろうか。

原作を読んで答え合わせをするのが楽しみだ。

学園・バトル・サスペンス・群像劇・モラトリアムな雰囲気、中二病の感性に突き刺さるような要素をこれでもかというくらい詰め込んだ作品だ。中二病再発の恐れがあるが、読まずにはいられない。

もっといろいろ書きたいが、自分の語彙力のなさのせいでうまく表現できないのが悔やまれる。

だが、間違いなくラノベの一時代を築き上げた名作であるので、興味のある人はアニメでも原作小説でもいいのでぜひ見てほしいものだ。

あなたのアニメライフの充実を祈っている。

https://anglerfish-ponzu.com/boogiepopanimekannsoudayo

ブギポ観るならプライムビデオがいいぞ

これアフィだからな!踏むなよ!絶対踏むなよ!

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